〈上演の場〉を探るシリーズvol.2『buffet』


〈上演の場〉を探るシリーズvol.2としてお送りするのは、creationそらあいだ主宰・清水ひなた作・演出のオリジナル作品『buffet』。床面積110平米・天井高4mの会場を使い、時間と空間、記憶が重なり混ざり合う観劇体験をお届けします。

Story

とある地方都市。
ホテルのレストランでビュッフェを食べる山谷と先輩。
ホテルの宿泊客である加来と見田は、推しのライブへ向かう。
一方、近くの公園では大学生の真悟が画家の百花に出会いーー。

3組の時間が重なり合う、それは桜の咲く季節。

Cast&Staff

-cast-
礒珠梨愛、小野塚咲良、田中孝史、槻舘海斗、中村涼花、原田航輝、樋口佑奈、梨紗(50音順)

-staff-
脚本・演出 清水ひなた
振付協力 二階美羽
照明デザイン 中宿元太
音響PA かわせゆうき
宣伝写真 副島葵
ほか

Comment

ビュッフェ。
その言葉を耳にするだけで浮き足立つ、魔法の言葉。

そこに並ぶ全てを食べることはできないけれど、ついつい取りすぎてしまったり、何を取れば良いか分からなくなったり。

それはまるで、娯楽や情報に溢れたこの時代のよう。


〈上演の場〉を探るシリーズと銘打つ本作。

このデジタル社会で、わざわざ人が同じ場所に集い、一つの作品を共に味わうことを探究します。本編終了後には【Dig Time】として、より深くその場に身を浸す時間もご用意しています。

是非、ここでしか生まれない時空間を体験しに来てください。

脚本・演出 清水ひなた

〈上演の場〉を探る
シリーズとは

どこからどこまでが「上演」なのか?

〈上演の場〉という言葉には、二つの側面がある。

一つは、作品としての「上演」について。
私たちcreationそらあいだは、〈上演の場〉を「演者と観客が同じ時空間を共有する」ことで成り立つものだと考える。演者によって立ち上げられる劇世界(物語世界)は、その世界の外部にいる(=劇世界の内部には「いない」)観客によって「見られる(=知覚される)」ことにより、その世界の存在を確かなものとする。しかし、〈上演の場〉を構成しているのは、演者だけでも、劇世界だけでもない。演者を「見る」という役割を果たす観客もまた、〈上演の場〉の一部なのだ。私たちは、劇世界だけでなく、観客も含めた〈上演の場〉全体を「上演作品」と捉える。この時、私たち創り手はどのように〈上演の場〉を創造することができるのだろうか。

次に、体験としての「上演」について。
「劇世界」という言葉が「開演から終演まで」を指すのであれば、〈上演の場〉における「上演作品」を制作する私たちは、当然「どこからどこまでが上演か?」という問いを立てることとなるだろう。「開場から完パケ(※1)までを含めるのではないか」という見方もできるだろうし、「家に帰るまでが上演」と捉えても良いし、検討を重ねた上で「やはり開演から終演までが上演だ」と考えても良いだろう。ここで大切なのは、結論を出すことではなく、考え続けることなのではないか。

〈上演の場〉を探るシリーズは「何」を探るのか

2024年9月。
〈上演の場〉を探るシリーズvol.1として、安部公房『棒になった男』を上演した。演者と観客の距離が近いカフェ公演形式、また、ドリンク片手の観劇スタイルやdig会の実施など、〈上演の場〉が持ち得る可能性を探る仕組みを取り入れた。

そして、vol.2となる今回。
会場には、自由度の高いオープンスペースを選定した。閉じられたブラックボックスではなく、開放感のある場所において〈上演の場〉・劇世界はどのように生成し、変化していくのだろうか。
また、vol.1にて実施した「dig会」はスタイルを変化させ「Dig Time」として開催。その場に集う人々がよりフラットに、自由な過ごし方で〈上演の場〉を味わうことを目指す。

本シリーズを通し、ずっと問いは変わらない。
〈上演の場〉とは一体何だろうか。そこに集う人々によって場が生まれ、時間が流れ、時と空間が移ろい積み重なっていく中で、人々は何を体験しうるのだろうか。

私たちは〈上演の場〉を探る。 

Schedule&Ticket

-schedule-
2025.04.11(Fri.)~04.13(Sun.)

※開場は開演の30分前
※所要時間は最大2時間程度を予定(Dig Time含む)

-price-
前売 3,000円
当日 3,500円
学生 2,500円

※全席自由
※お支払いは全て当日現金清算のみ
※学生チケットをご利用の場合は、当日学生証をご提示ください

※Peatixを使用したご予約となります。
ご予約が難しい環境にある場合は、お手数ですがcontact@creationsoraida.comまでお問い合わせください。

【3/27追記】
★11日(Fri.)19:00-は満席となりました。
若干数ですが追加席を販売しております。
一部見えづらいシーンがある可能性がございますのでご了承ください。

Dig Time

「dig」とは「深く掘り下げる」という意味。

書く・読む・話す・ボーッとするなど、お好きなスタイルで『buffet』鑑賞後のひとときをお過ごしいただける場をご用意しています。

※入退場自由

Access

SOOO dramatic!

〒110-0004 東京都台東区下谷1-11-15 ソレイユ入谷 1階

地下鉄日比谷線入谷駅 1番・2番出口から徒歩1分
JR山手線鴬谷駅 南口から徒歩6分/JR各線上野駅 入谷口から徒歩12分

※「SOOO dramatic!」の入り口は、大通り(昭和通り)の1本裏側になります。お気をつけください。

「SOOO dramatic!」公式サイト

主催:creationそらあいだ

(お問い合わせ先:contact@creationsoraida.com)

助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[スタートアップ助成] 



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