映像身体学を実践するvol.1
「実践展」
2024年11月
16日(土)12:00〜19:50
17日(日)11:00〜18:30
館・游彩にて
What's 実践展?
立教大学現代心理学部映像身体学科の卒業生を中心とした有志にて開催。
展示・映像・ダンス・演劇など、ジャンルを超えた作品が集まり、観客と共に映像身体学を考え、実践する場を目指している。
vol.1テーマ
「用」-日常の有用性の中に見出すもの-
私たちの身体は、自らの行動に有用性を持つ
ものを自然と選び取って知覚している。
では、私たちが生きるために有用なものとは
何だろうか?
一方で「有用」からこぼれ落ちるものは
あるのだろうか。
それを捉えるカメラ=機械による知覚とは?
そして、有用性を通して私たちが知覚する
この世界とは何か?
実践展、記念すべき第1回目の会場となるのは
「工芸と暮らす」をテーマとした館。
階段の手すり、鏡、靴べら、傘立て……
日用品と呼ばれるものたちが、「用」を満たしながらもアート作品として存在しているこの館。
「用」と「アート」が融合したこの場所で
私たちの日常を捉え直そう。
出展者・作品概要
展示
〈写真〉
・三浦来実『何者』
4人のカメラマンにそれぞれに撮りたいものを考えてもらい、誰かを演じている自分を撮ってもらいました。
企画:三浦来実 photographer:川島エドワードポール、小泉晴香、鹿野結子、下地青
model:三浦来実、小山奈月 メイク・衣装協力:菅谷侑加、江畑有流 撮影協力:島倉由衣
・副島葵『そのうしろのこと』
流れて止まない世界。 グラデーションの中で生きていることを 思い出せた時、 少しだけ今を好きになれる気がする。
〈絵画〉
・瀬崎元嵩『man』
肖像と身体について関心があります。人間の人間ならざるものへの変形、その潜在性について制作します。
映像
・池田大空『The Illusion of Moving Images』*
映画の魔術的な性質と身体の可能性を探求する実験ドキュメンタリー
出演:村瀬朝咲、清水ひなた、小澤力生
同時上映: 『星面散歩』(2023)** 『ペンの気持ち』(2024)
『偉大な上映会』(2024) 『筋肉トレーニング』(2024) 『泥棒と理髪店』(2024)
※短編アニメーション作品5本
* Independent Shorts Awards 2024: 5月期 Best Experimental Short 銅賞受賞
** The Roughcut 60 Second Film Challenge 2024: Highly Commended Award 受賞。Los Cineminutos 2024、Film One Fest 2024 入選・上映。
・篠田衛『こうえん』
仕事、人生。名前のない何かに悩むジュン。しかし、なぜか上司の真子が公園に行こうと言い出して…
出演:桜田実和、香山凌太郎、田中祐理子、伊藤広大、田中 寛人、青木 彩乃
スタッフ:篠田衛、今中愛、馬場光太、古村一葉、吉野勘太、梶野ひなこ、津留﨑航太、山崎立樹、児玉萌、塚野なる、三笠大地
・篠田衛『We are movies!』
ちいさな映像サークルに入った美鈴。それは忙しくも楽しい毎日。しかしその日々は徐々に変化していき…
出演:伊藤遥音 、藤井正太郎 、桜田実和 、田辺成虎 、福田拓巳 、菅野寛人 、佐藤武雄 、真部珠音 、浅野井瑞季 、安野綾花 、本多優之介 、岡田直緒美 、酒井麻佑、加持、東郷春輝、舞、小山ななみ 、吉野勘太 、白石晴香 、研谷律 、篠田衛 、藤中拓夢 、竹間香凜 、古村一葉 、村中幹太、北林真理 、清水ひなた 、小野塚咲良 、菅谷侑加 、菅藤絢乃 、山本尚樹 、酒井絵麻
助監督:今中愛、研谷律、藤中拓夢/助監督応援・制作総指揮:古村一葉/制作:竹間香凜、杉本菜緒、藤浪李穂、馬上太一/撮影監督・車両・色補正:馬場光太/撮影助手:江草清花、吉野勘太、村中幹太/録音・整音:小林恵理香、亀﨑沙弥子、松沢梢/美術:梶野ひなこ、鹿野結子、研谷律/美術協力:松沢梢/デジタルデザイン:矢口菜菜花、馬場光太、梶野ひなこ/メイク:小泉晴香、岡田直緒美/振付:深作理那/演出助手:馬場光太、江草清花/演出・編集・車両補佐:篠田衛
指導教員:篠崎誠 協力:機材管理室、プロダクション・エース演技研究所
藤浪李穂『はつぼん』
はつぼん
津留﨑航太『lifer in da house』
自分の暮らしとかお家についての作品になりました。
小野塚咲良『slit』
蜃気楼のように、実体を伴わない像。思い出の中にしかない概念が、生活の隙間に浮かぶ
出演:樋口佑奈、小野塚咲良 制作:清水ひなた、中根佑希海、井上竜之介
柘植日向子『棒人間インタビュー』
インタビューによって棒になってしまう人間たちを表現しようと思い取り組んだ実験的インタビュー映像です。
出演:播磨誌織、菅藤絢乃
上演
〈ダンス〉
岩田奈津季×小嶋遼平×谷澤巴菜『HOLE HOLE』
穴を掘ることに無限の可能性を感じた。からだを砂だらけにして、穴に入り込んでいく。その先にあったのは。
二階美羽×向井夏鈴『my daily routine (for choreography)』
少しの身体のひねりは生活を楽しくします。今、なんとか日々をすごすため、自分を受け入れるため、のはがゆいダンスです。
〈演劇〉
清水ひなた『安部公房 鞄』
安部公房の戯曲『鞄』(1969年)を上演します。今年9月に上演したものを一部アレンジしました。
©安部公房 協力:Abe Kobo official / Japan UNI Agency., Inc
演出:清水ひなた 出演:小野塚咲良、佐藤眞、田中孝史、野本有希子、樋口佑奈(※五十音順)
〈パフォーマンス〉
杉本音音『手saw』
掌をかざす、観察する、お気に入りの線を見つける、描く。「手相」から踊りを見つける体験とパフォーマンス。
構成・振付:杉本音音 出演・振付:相澤琴、岩城かのこ、岩田奈津季、豊田ゆり佳、二階美羽、杉本音音 他
*パフォーマーは時間によって異なります
コラボレーション
〈展示×上演〉
梶野ひなこ×小泉晴香『てんてんみゃくみゃく』
日常の中のモノからあそびをみつけて、上演・展示それぞれの形で表現します。
〈映像×上演〉
濱崎真由子×山崎真空『しみるまち、ながれるまち』
新たな街での生活を通して考えたさまざまな過去や自分という存在の代替可能性・不可能性についての記録
and more...??
特別企画
◆11月16日(土)夜、
トークイベント開催!
「映像身体学を実践するとは?」
スペシャルゲスト:大山載吉教授
(立教大学現代心理学部映像身体学科教授)
◆運営企画作品
・クロージングパフォーマンス「実践展vol.1をオブジェにする」
「実践展vol.1」の締めくくりとして、出展者・スタッフの有志が参加するパフォーマンス。
「実践展vol.1」としての〈用〉を終えていく空間の中で、出展作品や制作過程で使用したもの、
運営に使用したもの、またパフォーマー自身がオブジェに加わっていく、ライブパフォーマンスです。
・展示「実践展vol.1を展示する」
出展者が制作した作品紹介を展示します。
作品制作の裏側や、vol.1テーマと作品の関連性などを通し、より深く作品を楽しむきっかけとなれば幸いです。
◆GOODS販売
(※現金のみの取り扱いとなります。)
・実践展vol.1パンフレット販売
出展者・スタッフからのコメント、写真も盛りだくさんの特製パンフレットを販売いたします。15ページ超の大ボリューム!更に、映像身体学にまつわる3名の方からご寄稿をいただきました。
SPECIAL COMMENTS
-「映像身体学を実践する」に寄せて-
・黒木秀房氏(立教大学講師)「エーシン効果——日常において問う力」
・三宅隆司氏(映像研究家)コメント
・菅藤絢乃氏(立教大学大学院 現代心理学研究科 映像身体学専攻 博士課程後期課程2年)コメント
・出展者物販
出展者の一部が、作品にまつわるグッズを販売します。ぜひご利用ください!
タイムテーブル
入場料
(前売)一日:500円 二日間通し:800円
(当日)700円 ※一日券のみの取扱い
(応援チケット)一日:1,500円
二日間通し:2,000円
★応援チケット…実践展を応援してくださる方に向けたチケットです。
会場は席数が限られるため、上演・映像上映において、ご希望の作品での優先着席をご案内させていただきます。
※一日券は当日中のみ、二日間通し券は両日共に入退場自由(再入場可)となります。
※前売券は当日清算のみとなります。会場は現金のみの取扱いです。ご了承ください。
会場
館・游彩
(東京都品川区上大崎2-4-17)
JR目黒駅より徒歩10分
JR恵比寿駅より徒歩15分
主催
「映像身体学を実践する」実行委員会
(運営スタッフ:内田優紀・杉田亮・
清水ひなた・谷澤巴菜・増田雄介)
最新情報はcreationそらあいだ・SNSでもお知らせいたします。